静岡県立美術館「ナスカ展」と中島潔展(2006/10/29)

10月29日はエアフェスタ浜松2006。
でも県立美術館のナスカ展も今月一杯で終わっちゃう。
父の法事が終わるのを待っていたらもう日がない!

パパは毎年エアフェスに行っていたけど、わたしがナスカ展を見たがっていることを知ると、
あきらめて静岡に連れて行ってくれました。 ありがと〜。

行く途中見えた(いつも見える)エーワックスに後ろ髪引かれる思い...

ごめんね、パパ 静岡に到着

県立美術館には9時半に到着。 まだ駐車場は楽勝だけどそのうち続々と埋まってきました。

30分前ならまだ入れます 駐車場は9時から(無料)

開館は10時だから車の中で少し待っていようか。(これが失敗) パソコンを取り出すパパ。
わたしはぼんやり外を眺めていたんだけどぞろぞろ歩いていく人を見ているうちに不安になってきた。
ねえ、この人たちがみんなチケットを買うと、行列ができるよね...
先に行ってチケットを買うことにしました。

先に行ってるね! まだどこも空いていません

美術館に続く道は屋外アートの展示場になっています。
箱根の彫刻の森美術館みたいね。

ナスカ展の看板 J.ロザティ「アークII」
大きな木だなあ 彫刻プロムナードの配置図
舟越保武「杏」 山口牧生、四角柱と丸い石
清水九兵衛「地簪」 掛井五郎「蝶」
大西清澄「濤の塔」 鈴木久雄「風化儀式5-相関体」
「やぶきた」生みの親は杉山彦三郎 お茶の木
佐藤忠良「みどり」 柳原義達「道標・鳩」

ナスカ展は大人気でチケットを求める人で長蛇の列ができていました。
せっかく早く着いたのに早く並べばよかった!JAFの会員カードで割引でチケットが購入できました。
前もって知人に聞いてあったので会員カードの用意はばっちりです。
一台500円で音声ガイドを借りました。パパと二人で仲良く交代で聞きます。

展示物はとにかく人が多いので、隙間から覗いて。
解説をなかなか読めないので音声ガイドが役に立ちました。
でも、解説を読みながら音声ガイドは聞けない。一度に二つのことができない私。

展示物の種類が多く、かなり興味深いものが多かったです。平日にゆっくり見たかったな。
特に黒目が残っている少女のミイラは、何かを訴えているようで
胸に迫るものがありました。
こんなに幼くしてこの世を去ったナスカの少女はわたしたちに何を伝えたくて
その姿をこの現代の世にさらしているのでしょうか。
そして、いつ誰が何の目的でどうやって作ったのかわからないナスカの地上絵。
不思議で面白い!宗教的なもの?宇宙人へのメッセージ?
過去に戻ることはできないけど、想像するだけで楽しいよね。

ところで、ナスカの地上絵は実際に行ってみるとよく見えないんだって。
テレビで放映されるものは画像処理してあってわかるようにしてあるんだって。
本物を見てみたいと思ったけど、実物見たら???なんだって。
姉からの情報でした。

写真もないので(撮影禁止)このへんで。

ナスカ展を出ると、ロダン展にそのまま入れました。え?無料なの?
常設展でいつでも見れるみたい。


おまけに写真撮影も許可。 え、え、いいの? じゃ遠慮なく。でもフラッシュ撮影は禁止だよ。


ごめんなさい、腰が痛いのと、疲れたのとでまともに作品名をチェックしなかったよ。

でも、これはすごかった!地獄の門。


しばし、地獄の門の前で固まってしまいました。圧倒されました。

そしてかの有名な「考える人」ね。ミリオネアの問題にもなったよね。

ロダンの考える人の手はどこにあたっているでしょうか。
1、あご 2、ほほ 3、口 4、こめかみ

答えはここ!(クリック)


その後、たくさんの展示物を見て


彫刻の作り方のビデオを見ました。
彫刻作るのって大変なんだ。
まず、粘土で作って、石膏で型を取って、
鋳型を作って....
かなり面白かった。ビデオのコーナーを見つけたら飛ばさないで見てね。

それからナスカ展の売店を見に行きました。
パパは一杯買うつもりでいたらしいんだけど、欲しいのがなかったみたい。
わたしも子供たちに買ってあげたいものがなかったので、何も買わずに離れました。

ここもすごい人 アクセサリーや楽器や

外に出たら路上はすごいことになっていました。 ひえ〜! 人気の展覧会は早めの行動だよね。

駐車場に入る車の列

この後、すぐに帰ればエアフェスに間に合いそうだったんだけど、朝、姉からメールが入っていました。
「静岡に行くなら駿府博物館でやってる中島潔展がすごくいいよ!」
せっかくだから行ってみようかな。

その前に、腹ごしらえ。静岡、というとやっぱりここで食べちゃう、魚がし寿司。
駅ビルパルシェの中にあります。(上のほうね) 相変わらず行列だったけど、並びました。

お寿司なのに意外と安価 もうすぐ浜松にも出店するんだって

「何でも好きなの食べていい?」
エアフェスあきらめさせたからそうしてあげたいけど、あーうー
「ほら、せっかくお得なランチメニューがあるんだからさ!ランチから選ばなきゃ損じゃん?」と、わたし。

パパが1300円のみぞれ丼、わたしが1300円の駿河。

まず、駿河にサラダが来ました。パパは茶碗蒸しを食べたかったので別注。う〜ん、美味しい!
こんなに安くて美味しくて気楽なおすし屋さんって貴重だわ。

ランチのサラダ 茶碗蒸し300円
みぞれ丼 駿河についてくる生シラスと生桜海老
駿河。新鮮で大ネタ!

お腹一杯になったところで痩せるために歩かなきゃ。
てくてくと駿府博物館に。街中にあります。

えーここが博物館? この絵が中島潔ですよ

博物館って感じじゃないわね。

中島潔は風の風景画家と異名をとる画家です。
ちょっとマンガちっくなその絵はきっと誰も一度は見たことがあるはず。確かに風を感じる絵でした。

アートな一日を堪能して、浜松に帰りました。

エアフェスは... 終わっていました。 パパ、ごめーん。
この日は過去最高のプログラムだったようで。
わたしが行きたかったナスカ展に連れて行ってくれてありがとう。
来年は無理言わないからエアフェスに行ってね!



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