エアフェスタ浜松2005(2005/12/04)

昨年は長男と、長男の友人K君と3人でいったエアフェスタ2004。
大雨でほとんど見ることができなかったので今年こそはと天気予報をにらめっこ。
何回見ても、午後から雨。祈るしかないか。

で昨年のリベンジと、またまた同じメンバーで行きました。準備は万端。
ただ気温が大幅に下がって寒いよとあれほどくどくいったのにもかかわらず
軽く聞き流す長男。言ってわからにゃしょうがないと朝7:35分出発。
K君をひろってそのままスムースに会場入りしました。

朝7:35 まだ道路はすいています 7:45 自衛隊正面口から進入

広〜い駐車場スペースはまだガラガラ。でもこれがあっという間に満車になるんだなー

かなりすいています 広い敷地でもあっという間に満車になります

車を降りて、基地内ピストンバス乗り場に向かいます。
あまり早く基地に着きすぎるとかえってバス停まで遠くなります。来年は考えようっと!

私は脚立と弁当を持っています バス乗り場が見えました

バスは昨年と同じ往復300円。君たちはどうみても大人だね。と大人3枚購入。
ノータイムでバスに乗れました。

途中バス停は2ヶ所。最初のバス停では、誰も乗りませんでした。

3年前には南口から入れたのですが、翌年は北口から入れとバス以外入れてくれなかったので
南口入れないと思っていたら、看板はバス優先入場口となっていました。
窓からのぞいたら西山町から北進してくる道路はすでに渋滞ぎみでした。
そして基地西回りの道路は、南口から浜松西インター道路まで、すでに数珠繋ぎ状態で
渋滞していました。
東名高速から来る方、
8時到着では遅すぎるかも。この渋滞の最後尾に付かねばなりません。

7:57 バス乗車、南口はバス優先!じゃぁ入れるのか! 7:57 南口あたりはすでに車で大渋滞

二番目の基地西バス停では、ものすごい行列でした。
下の写真は行列の中ほどから撮った写真です。この倍以上の人が8:00というのに並んでいました。
もっとも、基地内始発から乗る我々の乗車率は40%ほどなのでかなりの人数が乗り込めます。

昨年と違うルートで、メイン会場すぐ北側で降りることができました。
とりあえず会場へと向かいます。

二つ目のバス亭では行列(南口から入った人か?) 到着。ここは帰りのバス乗り場です。
早くも売店に人が群がっています 正面から入場します
いないようでたくさんの人がいます 会場の西側

いい場所取れるかな? 例年は比較的西側に陣取りますが、今回はちょっと早く到着したので、
ブルーインパルスの近くまで行ってみよう!

しかしブルーインパルスの周りだけが異常な混み具合。
なんとか子供二人分の最前席が確保できて一安心。
チェアーを広げ、脚立を立て、レジャーシートを敷いて場所取り完了です。

ブルーが見える位置はすでに大混雑 管制塔の位置はこのあたり
最前列、ちょっとだけ割り込み気味に二人分確保 正面には、E-2C

子供たちはさっそく、「売店!」と飛び出していってしまいました。
まぁ9時までにはまだ30分以上あるからいいか、と思っていましたが、
次から次へ人が来て自分一人では場所の確保が大変でした。
結局9時ぎりぎりに子供たちが戻ってきたときには、かなり窮屈なスペースになってしまいました。

上空はEー767早期警戒管制機、通称AWACS:エーワックスが飛んできました。
回りでは皆いっせいに、パシャパシャパシャ。
私も首からオリンパスとキャノンのデジカメをぶらさげて、カメラマンでもないのに
気取ってパシャパシャパシャ。 あー、バックが青空だったらなぁ〜

早期警戒管制機E-767(愛称AWACS) 背中のきのこがグルグル回っています

携帯電話まで取り出してカメラ撮影しおうとしていたら、T−3(たぶん)が飛行してきました。
みごとな編隊飛行です。

いきなり編隊飛行、あわててカメラで撮影 見事な編隊飛行

座った席はブルーがよく見える席。ブルーを撮影しようと人がひっきりなしにやってきます。
ちょっときぜわしないなぁ。(方言?)

隣後ろでは、ブルーを撮影しに人が入り乱れています エーワックスがまた登場

いよいよ次は一番好きなF−15戦闘機。
世界最強の戦闘機といわれ、マッハ2.5のスピードを出します。
メイン会場への進入速度はだいたい時速800キロぐらいか。
それでもものすごい爆音が聞こえてきました。

F−15 かっこいい〜
爆音がすごい 翼間が3.5mとか
車輪が見えます。 やや速度を落としました。
そして高速進入 もうちょっと空が明るければ...
破裂音とともに、 アフターバーナーを長男が激写

一昨年は超難度の急ターン飛行を披露してくれましたが今年は特になく、
時速350キロ超低速飛行、翼間3.5メートルの平行飛行などを見せてもらいました。
映画ステルスなみのショーを見せてもらえると感激なんだけどなー、そりゃ無理ですね。
せめてマッハ2.5をこの目で見てみたーい!

などと思っていたらいつのまにかF−15はおしまいで、続いてF−2戦闘機。
F−2も日米共同開発の最新鋭戦闘機で、最大速度はマッハ2.0。
速度が速すぎてとてもカメラに収めきれません。

F−2 時速800キロで進入
速すぎて撮影できない〜 これもかなりの爆音
急旋回もお手のもの 恒例の着陸態勢から緊急上昇

次はT−1。これも速くてもう写真はほとんどあきらめ。
肉眼で楽しませてもらいました。

T-1 かなり速い
肉眼だとよく見えるんですが 写真だと小さいですね

つぎは、救難飛行機のMU−2とヘリコプターのVー107の展示飛行。
今回は物資投下の後、ヘリから2名の救助員がロープを伝って地上におりたり、
逆に担架を使ってヘリに救助するところまでよく見ることができました。
このV−107の機動飛行もかなりのもので、実際の救助活動では
かなり力を発揮するだろうなと感じさせる力強さがありました。

MU-2 が救援物資を投下 パラシュートが開きました
低速でこまわりがききます アップ
V-107 二人の救助員が下に降りていきます

さぁ、次はもっともよく見る純国産中等練習機、T−4の離陸待ちです。
デジカメの27倍デジタルズームで遊びながらアップ写真を撮りました。

子供たちは、また売店タイム。どうやら土産品じゃなく食べ物を買いに行くようです。
後で聞いたら、たこ焼、トン汁、串焼、などを買い食いしたみたい。(お弁当たっぷりあるのに...)

午後から演技のブルーインパルス ペトリオット、迎撃ミサイル用
T−4 集まってきました
V-107はこれにて終了 いよいよ T-4

いよいよ、T−4のエンジンがかかりました。 離陸を待ちます。

パイロットが乗り込んで エンジン始動
二人づつ乗り込みました そろそろ時間です
滑走路へ向かいます 中で手を振ってくれる人も
テイクオフ 2機が並んで飛びます
見慣れた飛行機 やっぱりかっこいい
隊形をつくります ライト点灯がきれい
ダイヤモンド隊形 綺麗な等間隔
縦一列から横一列へ 基本のコンバット・ピッチ

T−4が完全に飛び立ってしまうともう最前列に陣どっている必然性はありません。
すぐにその場から撤収し、お昼からの改造スクーターショー「T−3Jr」の為の場所取りをしました。
今なら全然大丈夫。これもまた一番最前列を確保しました。

さぁ、そろそろお弁当を食べよう。それにしても寒すぎる。ブルブルブル。
私は羽毛のダウンジャンパーを着ているのでまったく大丈夫なんだけど寒いことは寒い。
回りも皆震えていました。

長男「水筒に氷の麦茶はつめたすぎる!暖かいお茶にしないと!」
確かにその通りだね。12月のエアフェスは初めてだからね。そこまで気がまわらなかったよ。

お弁当を3人で震えながら食べました。
しかしおそるべし中坊。さきほど2度にわたって買い食いしたのに、たっぷりあったお弁当は
あっというまに空になってしまいました。

そのうち長男がマジで震えだしたので、しょうがない。
私のダウンジャンパーと長男の上着とチェンジ。これでやっと震えが止まったようです。
「だから、朝言っただろう!」、(学習してよね!)と長男を諭しました。(予想通りだ)

ん?ポツリ、ポツリ。 雨? 勘弁して! お願い!
ちょっと小雨がパラついて会場では傘をさしたり、カッパを着だしました。
空はどんより。あー後1時間半、なんとかもってほしい!

今ならまだ座れる 場所確保
いただっきまーす 長男に貸してあげた
かなり寒かった 会場がちょっと狭いか

お弁当を食べ終わって11:30。まだ30分あるなぁ。とこのあたりでトイレに行っておくことにした。
「ちょっとトイレに行ってくるねー 30分あれば大丈夫でしょう」 

ところがトイレは長蛇の列。特に女性用はかわいそうなぐらい並んでた。
はぁぁ、男に生まれてよかった!と思うこの瞬間。
それでもこの寒さ。男といえども一人ひとりが長い、長い。
結局100番目ぐらいだったけど28分も並びました。
余裕を持ってトイレにきてよかった! もれそうだったら並べないよねー
あっ、11:59分、もうはじまっちゃう! あわてて走って会場に戻ります。

出番をまつT-3Jr トイレは長蛇の列

会場に戻ると、あれあれあれ?皆10メートルぐらい下げられている。えー下がるの?
要領のいい人はさっと下がって最前列を確保している。まずい!
こちらは、レジャー椅子から脚立。レジャーシート。弁当箱。カサなど大荷物。
あわててかかえて下がったけれどもう場所がない!
かろうじて1メートル幅を確保し子供らを座らせました。。

あれれっ、下げられてるぞ 幼稚園児による鼓笛隊
こんなに広くなりました やっぱこのくらい広くないとね
子供たちに拍手 一日基地司令の「ミス浜松」

いよいよT−3Jrの演技が始まりました。
一昨年はブルーインパルスジュニアのショーを見たのでもう雰囲気はわかっています。

今回は、おちゃらけた部分がほとんどなくて私的には今一歩でしたが、
回りの人にはだいぶ受けていたようです。

整備係とペアで登場 横一列の水平ターン、難易度NO.1
今回は女性パイロットが二人も。デルタエイト あわや衝突かというウルトラC、ダイヤモンドクロス
最後に手を振って挨拶 2005ミス浜松は坪井久恵さん、おつかれさま!

さぁ、最後はいよいよクライマックス。ブルーインパルスです。
ただ最後までしっかり見ると大渋滞にはまるので、今日はちょっと早めに帰るつもり。
離陸を目の前で見たら、あとは帰りながら空を見上げていくことにしました。

ブルーインパルス 整備士と念入りな確認

会場東には、ペトリオット関連の展示がありました。ミサイルはすべて本物。
(っていうか会場内のほとんどすべてが実弾展示です。)
順番を並べば実際に触れることができるようでしたが今回はパス。

湾岸戦争のアメリカの迎撃ミサイルは1基3億円と聞きましたが、
こちらの小型ミサイルは1基3000万円ぐらいって言ってました。 高い〜!

高いといえば、ちなみに、T−4が1機10億円ぐらい、F−15戦闘機は約115億円ぐらいだそうです。
おいおい、大事に乗ってくれよ!

ミサイル発射台 移動式レーダー
ペトリオットの実写映像が流れていました マニアが集まっていました
ミサイル1基約3000万円とか 順番を待てば試せます

やがて1時近くになり、ブルーインパルスの回りがにぎやかくなりました。
そろそろ始まるな!

ん?なんか空が明るくなったな。 おぉぉぉ〜
見あげればなんと、部分的にだが青空が広がってきた。奇跡じゃ〜

会場からもどよめきがわきました。その瞬間、ブルーインパルスのエンジンが始動!

期待に胸が高鳴ります。

見よ、この青空を ブルーインパルスいよいよエンジン始動
こちらは滑走路側、じっとブルーを待ちます 見えてきました
全機滑走路へ向かいます スモークの点検、煙がモクモク

最初に4機そろってテイクオフ! おぉぉ スモークが大空に!

5機目がまたかっこいい。離陸後すぐに上昇せず滑走路上空10メートルぐらいでぐんぐん加速。
そして一気に垂直上昇&スモーク!

あまりにもかっこよすぎて涙を出すのも忘れたぐらい! 感動!

いよいよテイクオフ 5機目は超かっこいい垂直上昇テイクオフ

最後の機が離陸していきました。
ブルーインパルスは、一度空に舞い上がるともう目が離せません。

チェンジオーバーターンへ
バーティカルキューピット(ハート)の一部
空中開花か

長男の、「そろそろバスに乗ろう」の声に、荷物をまとめて歩き始めました。
ちょっと歩くとブルーが上空に差し掛かります。「ちょっと待って!」とカメラを持ってパチリパチリ。

帰りのバス乗り場は80名ほどしかいなくて、がら空きでした。
混みだすまではここで見ようかと思いましたが、この場所で5分、10分いてもそれほど
違いはないので、そのまま列にならび、10分後にはバスに乗りました。

シップインバード
ブルーのときはさすがに売店もすいています
二機が近距離ですれ違うのはかなり怖い
帰りのバス乗り場にて、ブルーが小さくみえます メイン会場がら離れるとみえにくい
さくら さくら

しかし、8万人の人出だったそうですが、さすがにバスに乗り込むこの10分の間に、
あれよあれよと人が来て、みるみるうちに行列ができていきます。
朝もそうでしたが、この10分の違いが1時間以上の差になるのでしょうか。

5分ぐらいの間であっというまに列ができていきます 14:00 ブルーが着陸してきました(バスの中から)

毎年のことながら、基地内ピストンバスの経路と一般車の経路を分けない自衛隊。
帰る乗用車の渋滞にバスも動かなくなってしまいました。
運転手さんが気を利かせて「ご覧の通りずっと先まで渋滞してバスが動きません。
歩かれる方はどうぞこちらで降りて結構です」
全員バスから降りて歩きました。ここからなら歩いても駐車場まで10分ぐらい。

しかし、ゲゲッツ! 駐車場から出ようとする車ですでに超大渋滞を起こしていました。
時間はまだ2:10分。 ブルーインパルスの展示飛行が終わったばかりの時間。

まっさきに出てきたつもりの我々でもこれじゃ、今メイン会場にいる人は2時間以上は缶詰だね。


バス停まで渋滞でたどりつけず歩きます はぁぁ、この渋滞の最後尾に並ぶのか、急げ!

まったく動こうとしないので、東口から出ようと、一番東よりの列に並びましたが、
25分間ピクリとも動かず。
係員に聞くと、どの列もすべて北口から出させているみたい。そりゃ混むよ。

ほぼ30分ほど待ったときに急に自分たちの列だけが動き出しました。
(やった!東門を開けてくれたな。)

狙いがあたって、5分後には、東門から外に出ることができました。

14:20 気長に待とう 東門が開いたみたい

東門を出た後も若干混雑していましたが、通常に流れて3時15分にはK君を送ることができ、
私たちも3時25分に自宅に付くことができました。

15:00 やった、東門出れた ま、基地さえ出たら、こんな渋滞かわいいもんです

今回は、なんといっても天気がもってくれたこと、
ブルーインパルスの展示飛行の時には青空さえ見えました。これがよかった。
昨年ドシャブリの中、ひたすらサンダーバーズが飛ぶのをむなしく祈っていたリベンジができました。

展示飛行の編隊名や種目名など、私は数種類しかまだ知りませんが、
これらも勉強するとさらに楽しめると思いました。




P.S.
今回ははまおで掲示板によく来てくださる方々で
エアフェスタ見学とアクト5階の「サゴー浪漫舘」にて浜松オフ会が開催されました。
私はそのイベントに不参加でしたが、メンバーのRVRさんから私にへと
すばらしいお土産をいただきましたのでご紹介させていただきます。

ブルーインパルス10th ANNIVERSARY

写真左ページ、11名がパイロットです。
1番機 2佐 西村弘文 飛行隊長
1番機 2佐 倉田  裕
1番機 3佐 吉田 信也 飛行班長
2番機 1尉 玉越  晃
3番機 1尉 安齋  茂
3番機 2尉 岡田 晶夫
4番機 1尉 水野 匡昭
4番機 1尉 鈴木  康
5番機 1尉 川口 克己 統括班長
6番機 1尉 草薙樹一郎
6番機 1尉 大島  悟

    
   

上記パイロット名簿の○印の方の直筆サインが入っておりました。
RVRさん、私のために並んでサインをいただいてくださったとのこと
またすばらしいプレゼントをどうもありがとうございました。


前日の12月3日土曜日には、東京にて、はまおで関東オフ会が
行われまして、その参加メンバーより私宛に心温まる寄せ書きを
いただきました。大変うれしいです。ありがとうございました。

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