■万葉の森公園と秋野不矩美術館(2005/11/13)

今日はメル友のみくさんと秋野不矩美術館へ。
その存在は知っていたけれどもみくさんに言われるまで行ってみようと思っていませんでした。
だってうちの家族で美術館に行くといつも私だけのんびり見すぎて、皆を待たせちゃうんだもん。

長男の期末試験が近いために4時まででゴメンね、と言う事で
考えたコースが秋野不矩美術館、お昼ごはん、万葉の森公園のコース。

9時40分、みくさんの乗った電車が高塚駅に着きました。
隠れた紅葉の名所、環状線を通って浜北(現浜松市)に向かいます。

環状線の南側は紅葉真っ盛り 先に公園へ

美術館に行く途中に万葉の森公園があるんだけど、こっちを先にしようか?
長距離ドライブになるからちょっと休憩が欲しいかな。
この公園は私のお気に入りです。
売店で可愛い小物発見!木の実や自然素材でできているの。
300円ぐらいから売っているんだけど、これ作りたい!
買わずに写真を撮るわたし。(ごめんよ)

木の実のリース 顔が可愛いのよ
モリゾーみたい わたしも作りたい〜!

あっケロリンに教えてもらって公民館祭りで作ったフェアリーアートの額も売ってる!
これいいよ! また作りたい!

お花の額800円 これも素敵

お買い物は帰りにして公園内を散策しましょう。
ここは万葉集にちなんだ植物が植えられていて、それにちなんだ歌が添えられています。

庭園 秋の色です

水琴窟は花博の時に始めて知ったの。
ここでも聞けます。水を流すとカランコロンと澄んだ音が。ほ〜いいねぇ。

ここにお水を流してみて 断面図と解説

園内では紅葉が見られました。そんなに多くはないけどすっかり秋ですね。

落ち着きますね 植物とそれにちなんだ歌
真っ赤です 秋だなあ

あっしいの実だよ! みくさんは若いから知らないのね。 これ、食べれるんだよ!
炒って食べると美味しいんだけど生でも食べれるんだよ。
皮をムキムキ、ぱくん。 ん...???
むぅううう〜ぺっぺ!
どんぐりと間違えちゃったらしい。年の功も当てにならないわ。
後々口の中が渋くって。お口直しに美味しいしいの実を食べたかったけど落ちていませんでした。
しいの木もあったけど実はついていませんでした。
「...旅にしあればしいの葉に盛る」 上の句、忘れた。有馬の皇子の歌です。

さ、そろそろ次に行く? 「あれ?お寺があるの?」 えっ?知らなかった!
お寺が好きなみくさんの目に留まったのがここ。

一休さんの絵が笑える 羽天狗だって
確かにお面があるよ 急な階段を下りてきます

みくさんがいなかったら一生気が付かなかったかも!

どこにあるって? あった!右側
こっちが左側 ちゃり〜ん、パンパン!

お賽銭入れてパンパン! またまたわたしの祈りはただ一つ。
「長男の期末テストの点数がアップしますように...」
みくさんはおみくじマニア(?)なのでここでもおみくじを引いていました。

おみくじがあるよ 後ろにはよいおことばがたくさん書かれています
いいのが出〜ろ 結んで行こうね

万葉資料館。前回行ったときはお正月でやっていなかったの。ここには一体何が!?

入場無料 一階です

一階は特に気になった展示がなく、すぐに二階に。おおっ!?
これはすごく興味深いですよ。古代人の食事!
特にお昼前でお腹ぐーぐーだから食いつきました。
貴族の食事、下級役人の食事、農民の食事、見て下さい。
農民の食事、米を作っていながら滅多に食べられない、そんなんありかよ〜!?
わたしだったらこっそり落穂拾って家族に食べさせていたよな。絶対に。
でも当時の人はそんなこと思いもよらなかったんだろうな。
貧窮問答歌の世界を垣間見ました。

貴族の食卓
← クリックして拡大
下級役人の食卓
← クリックして拡大
庶民の食卓
← クリックして拡大

また万葉の時代の染物の展示もあり、草木染の体験も出来るんだって
時間がないので残念でしたが次回はぜひ。

染料を使って染めたもの 今日は草木染の染物体験ができます

この後美術館に行く?先にお昼にする? ぐーーーーー
美味しそうな古代人のご飯見ちゃったもんね。
腹が減っては美術館は行けぬ。ってんで先にランチに。

この辺ではわたしの一押し、カッペリーニに。まだ12時前だからすぐに入れました。
えー何にする? 5種類のチーズのピザと白身魚となすの生パスタ。
追加料金でサラダバーとフリードリンク。 ここはサラダバーがいいから頼まなきゃ損よ!

カッペリーニ まずはサラダバー
このピザ、おいしかったよ〜! 白身魚となすのパスタ

あーもうお腹一杯、死んでもいい!
でも本日のメイン秋野不矩美術館が残ってる。
天竜市に向かいます。
思ったよりも近かった。
天竜川越えて看板通りに走ったら迷うことなく秋野不矩美術館に。

丘の上にあります 牛の像が味がある

車を停めて坂を上ります。てくてくてく、ぜーぜーぜー
結構な坂ね、ま、ランチで腹が膨れた分、こなさなきゃね。
ダイエット(口だけ)中の二人、せっせと坂を上ります。

おしゃれな建物です 記念写真

秋野不矩(あきのふく)は天竜市出身の画家です。
インドを題材にした作品はとても素晴らしく、
また美術館自体、靴を脱いでリラックスして作品を鑑賞することができます。
こんな形式の美術館は世界でも珍しいんじゃないかな?

館内は撮影禁止。
ぜひ皆さん、実際に訪れて秋野不矩の作品を堪能して下さい。

テラスからは天竜市の町並みが。

ここを登ってきたのねぇ 天竜市の町並み

帰りの車中ではしゃべりっぱなしのわたし。声が枯れちゃったよ〜。
みくさんだと年の差を越えて何でも話したくなっちゃうのよね。
次回は楽器博物館と、天竜川くだりと、お花見。
浜松の全てを案内しよう、と決意するわたしでした。
でもいつまでみくさんがわたしに付き合ってくれるかが問題だな。
だってもうほら春がすぐそこに〜。


<<HOME