駒ヶ根家族旅行村と高遠城址公園(2003/4/19)
初 日

浜松では桜も終わり。でもまだまだこれからのところが日本各地にはあります。
有名な高遠の桜を見に行くことにしました。
高遠城址公園は、以前、桜のない時に行って、
「これが全部桜?咲いてたらさぞかし見事だろうなあ」と思っていたの。
行くと決めたら、皆から「混むよ〜」
「夜中に行ったほうがいいよ。」
「友達が行ったはいいけど帰れなくなって高遠で泊ったんだって。」
え、そんなに...?
今年の開花予想は13日。満開予想は20日。
19、20の旅行にまさにどんぴしゃり。
じゃあとりあえず、初日は高遠の近くで泊って翌朝早く出かけることにしよう。
初日の宿泊先は「駒ヶ根家族旅行村」のケビン、一棟19000円です。

ケビンには食器も調理用具も揃っているから楽チン。
朝ごはんのおにぎりを作ると、駒ヶ根に向けて出発!

お天気は曇り。
一週間前まで予報は晴れだったのに、ここに来て雨に変わってしまった。
高遠の桜には雨のほうが混まなくていいかも..。
でもやっぱり何とかお天気が持って欲しいなあ。

雪を抱いたアルプスの山々 信州らしい看板

東名浜松西インターには7時に乗りました。
北へ向かって走っていくと桜がちらほら咲き始めています。まだ肌寒い感じ。
信州はこれから春なんだなあ〜
休憩をたっぷり取って、最初の目的地、こまくさの湯に着いたのは9時55分。
まだ開いてないや。ちらほら待っている人の姿。でもそんなには混んでいないみたい。
のんびり景色の写真を撮っていたら、おっと大型バス到着。
この人たちより、先に行かねば!

こまくさの湯 空気がきれい!

こまくさの湯では内湯が大きなもの一つ、泡風呂、ジェット、ハーブ風呂、水風呂、サウナ。
露天もあります。ん?この露天ひょっとして男湯の方はアルプスの山々が見えたんじゃない?
なんか悔しい〜
お湯は丁度いい熱さ。何だかいい匂いがするよ。これがこまくさ?
こまくさって草の名前?しらな〜い。こまくさの湯は早太郎温泉です。
ボディーシャンプー、リンスインシャンプー付き。わたしの好きな墨石鹸も置いてありました。

売店の奥がレストランです ロビー

まだ新しいのか綺麗な施設です。
障害者用のリフトが階段についていた温泉を見たのは初めてです。
二階に畳の休憩所があって100円のマッサージ機が置いてありました。
わたしの方が出るのが先になったので、待っている間ご〜ろごろ。
気持ちいい〜

レストランは11時から 障害者用リフト

お昼ごはんは駒ヶ根名物のソースカツ丼を食べる予定。
それも「喫茶ガロ」がお勧めなんだって。
でもここの食堂にもソースカツ丼は置いてあるよ。しかも安いし。
で、受付のお姉さんにこっそり
「ねえ、ここのソースカツ丼とガロとどっちが美味しい?」
お姉さん、
「ここも美味しくてお勧めしたいところですが、是非ガロに行ってみてください。
ボリュームがあって美味しいですよ」
そうか、なんて正直なお姉さん。ありがとう、ここに載せたけど首にならないでね。

ガロのオープンは11時半です。まだ15分もあるよ。ここで待ってる?ってパパは言ったけど
とりあえずガロの前で待とうよ。一杯になっちゃうと困るから。
「11時半で一杯になるか〜?」
ガロには11時15分着。こまくさの湯から車で1分ぐらい。
まだ誰もいなかったので車の中で待っていたら
一人並び、二人並び...
ちょっとこれはヤバイかな?車から降りて並びました。3組目です。
後ろを見ると、あっという間に32人!
そして11時半にお店が開くと同時に満席になってしまいました。
すごーい!

ガロです。開店前に行列! すんごいボリューム

噂のソースカツ丼はすごいボリュームだって話。
子供たちは長男がソースカツ丼、次男がえびの入ったミックス丼。1300円也。
「ママ、カレー頼まない?俺、カレーも食べたい」
ということで、パパがソースかつ丼とわたしがカレー。
本当は、三人分にしたほうがいいかも、とチラッと思ったけど言い出せず。
ソースカツ丼が来ました!
うっひゃあ〜!すんごいボリューム!とても食べきれる量ではないよ。
でも肉厚のふかふかソースかつ、残すのはもったいない。
カレーにつけたりして気分を変えて必死で食べました。もうお腹一杯〜
どうしよう、晩御飯までにお腹空くかな?パパ、「もう一年ぐらいカツはいい。」
でもでも、とっても美味しかったです!喫茶ガロのソースカツ丼、絶対お勧め!

うっひゃぁ〜! こりゃ、たまげた

そうこうしているうちに雨がポツリポツリ降ってきました。
この後の予定はマルスウィスキー工場。工場見学と試飲が出来ます。
運転手のパパは飲めません。悪いね〜パパ。
代わりにわたしがたっぷり試飲して、美味しいの買ってあげるからね〜
でも試飲用コップはコーヒーフレッシュやプチゼリーのあの小さいカップ。
3センチぐらい?これで水割りを作るのは至難の業。
ここで、今夜のワインと地ビールを購入。
「匂いだけ嗅がせて〜」とパパ。ごめんねえ〜

マルスウィスキー工場 たるの熟成
えーと、ここで...なんだっけ? 子どもの試飲はぶどうジュース

雨がまだ降っています。これは今日一日外は無理だわね。
とりあえず、食材を買いに近くのベルシャイン駒ヶ根に。
安く上げるためにケビンで自炊にしたのに、
「お刺身、美味しそう〜焼き鳥もいいねえ。」
「カツオににんにくつけて食べたいな、おっ馬刺しだ!」
「僕、コーヒーゼリーが食べたい〜」
ってな調子で、色々買ったら5000円越えてしまった。
皆でおうどんでも食べたほうが安く上がったかも...
やっぱりダメね、旅先は気が大きくなって。
(さっきの試飲でわたしってば酔っ払って太っ腹になっちゃったのかも)

家族旅行村のチェックインは3時。
でも電話したら2時半には入れますよ、とのこと。
もう行くところもないし、あとはケビンでのんびりしましょ。

家族旅行村に着きました 宿泊のケビン

チェックインの時に明日の朝早いことを告げると精算も先に済ませてしまいました。
後は鍵をポストに入れるだけです。
管理棟のおじさんが
「高遠に行くの?今朝は6時半からもう、車が繋がっていたよ」
えっ!?
7時に出ようと思っていたけどそれじゃ遅いかなあ。

ケビンの鍵を貰うと、ケビン村へ。ドアを開けて、わ〜♪
こういうところに泊るのは初めてです。キッチン完備。食器も揃っています。
リビングにベランダ、ベッドは二段ベッドとロフトになっていて屋根裏で寝るような感じ。
いいな〜 でも子供たちにとられてしまいました。
早速二階と一階でボール投げをして遊ぶ子供たち。家の中でボール投げなんて..
ま、いいでしょ。滅多に出来ないことだもんね。

台所。まず荷物を出して、と ロフトがある!
二階のロフト内 ケビンからの景色

車でグルッと場内を一周してみました。ひろ〜いキャンプ場。
テントのサイトは林間と平地。テーブルが着いていたり、流しがあったり。
テントを持ってる人はいいなあ。
森の中のパターゴルフ場に、小さな小川が流れ、池もあります。
りんりんサークルにボブスレー、テニスコートもあります。
ああ、雨さえ降っていなかったらなあ〜
今度は晴れた日に来てゆっくり遊びたいね。

テントサイト 場内を流れる川
炊事場 テニスコート

雨ですることがないので先にお風呂を済ませてしまいましょう。
家族村に併設して、露天こぶしの湯があります。
ここにも入ってみたかったんだ。でも子供たち、
「えーまたお風呂?さっき入ったじゃん。」
「いいよ、ここで待ってるよ」
そんなわけには..
説得して説得してごまかして、なだめすかして何とか連れて行きました。

露天こぶしの湯は綺麗だけど、こまくさの湯に比べるとかなり小さいです。
同じ早太郎温泉。
丁度こぶしの花が満開で、露天風呂から見ることが出来ます。
露天風呂には他に色々な木や花が植えられていて、お花見風呂って感じ。
サウナからもこぶしの花が見えます。気持ちいいよ〜

こぶしの湯へ向かいます フロント周辺
お風呂上りの牛乳棒 こぶしの花が満開

お風呂から出ると、次男がさっきのベルシャインで買った
140円のぶよぶよのおもちゃを割ってしまった。中から水が出てくる。あーあ。
もう一回買ってってぐずる。お願い、お願いって泣くの。
次男の涙には弱いわたし。パパが仕方なく買いに戻ることに。
その間わたしは晩御飯のしたく。あれれ、ガス炊飯器なんて使ったことないよ。
どうやって火をつけるんだ〜 火力は? 時間は?
「はじめちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いてもフタとるな」だったな。
適当に炊いたら結構上手にご飯が炊けました。やった!
お料理といってもクリームシチューを作って
あとは、買ってきたものをお皿に並べたり、ちょっと焼いたりするだけ。
パパが帰って来る頃には出来上がりました。

いただきまーす! ごちそうだねえ!

余ったご飯でおにぎりを作り、夜はずっとのんびり。
買ってきたワインもビールも全部飲んで9時半にはお布団に入りました。

二日目

朝。
5時に目覚まし。食べ過ぎ飲み過ぎで、頭が痛い...
でも早く出るために皆が起きる前に、朝ご飯のしたく(夕べの残り物とインスタント味噌汁)
洗い物などの片づけを済ませます。
寝起きの悪い長男をやっと起こして、朝ご飯がすむと6時半にケビンを出ました。
もっとゆっくりしたそうだったけど、ケビンは高遠に行くための通過地点。
今度はもっとゆっくり遊びに来ようね。


今のところ渋滞はなし。
駒ヶ根からインターを通らずに高遠に。
ナイスロードに行った方がいいんだって。
雨のおかげか、道が良かったのか、すんなりと高遠に着きました。
でも、8時からオープンのはずの城址駐車場はすでに満車。

行く道すがら花がきれい 城跡公園近くは渋滞中

河川敷に停めて、てくてく歩きます。高遠城址公園は山のてっぺん。
上り坂が結構きつい! ぜーはー。

第11駐車場(河川敷)に停めました きれいな桜
歩いて城址公園に向かいます 高遠の町
ここから上り坂 桜以外の花もきれい

雨で傘を差しながら上るんだけど人もたくさんいるし、歩きにくい。
そのうち次男が
「靴に穴が空いてて、水が入ってくる〜 つめたい〜」
「屋根のあるとこ行く〜」「もう帰る〜」と、ぐずぐず。
花を見るどころじゃありません。ああ、もううるさい!
言ってもどうしようもないことを言うな!
桜は満開。
それはそれは見事です。でもこの次男のぐずりのおかげで桜の美しさも半減だよ。

ようやく着いた!わぁ〜 記念写真
これが小彼岸桜です 雨が残念!

何か食わせりゃおとなしくなるだろう、と言う事で野沢菜のおやきを買って、椅子に座りました。
おでんも買ってようやくおとなしくなった次男。

おいしい? 野沢菜のおやき

もう見たから早く帰ろう。次は伊那の梅園です。長男が、
「今度はどこ行くの?」 「伊那の梅園」
「梅園って何?何があるの?」 「梅だよ。」
「えーそんなのいいよ〜行きたくないー」
ぶちっ...
「うるさい!お母さんが見たいの!今まで散々わがまま聞いてやってるんだから
黙って着いて来なさいっ!」
お天気のせいか、ど〜もいらいらしていけませんねえ。
でもこの一喝で子供たちし〜ん..
パパまでもし〜ん。。。ママは怒ると怖い...

伊那の梅園に着きました。
そんなに有名じゃないのかな?お天気のせいかな?
車もちらほら、観光バスも一台のみ。先に入り口でおじさんが
「今が一番いい時ですよ。梅と連翹(れんぎょう)が見頃です。
もう少したった後の桃の頃もいいんですけど」

園内は琴の音が流れ、静かないい雰囲気。
梅は桜よりも色が濃いので、黄色の連翹とミックスされてとっても綺麗です。
展望台からの眺めは夢の世界でした。売店があったけど、お金がない。
子供たちは試食をしまくり売店のおばさんたちに愛想振りまいていたけど
「買えないよ。。。」
こういうとき貧乏旅行って悲しい...

橋の上で 梅と連翹
展望台から 夢の世界
きれいでしょ? 入り口のパンジー

今回の旅行はずっと雨で、子供たちもちょっとかわいそう。
温泉に花めぐりなんて考えてみたら全然子供向きじゃないわよね。
と、思ったので、このあと本当はかじかの湯に寄って帰るはずだったんだけど
予定変更して、リフレッシュイン昼神の森へ。
ここには温泉のほかにプールもあるの。プールなら子供たちも満足するはず。

車の中でケビンで作っておいたおにぎりを食べさせて
1時前にはリフレッシュインひるがみの森に着きました。

う〜ん、年季の入った建物だ〜
フロントで手続きを済ませると、水着に着替えてプールに向かいます。
何と!誰もいない。日曜の午後だと言うのに、こんなに空いていていいの?
プールにいる間ずっとわたしたちともう一家族だけ。
後からもう1組来たけどほとんど貸し切り状態で思いっきり遊べました。
ここにはウォータースライダーがあって、これが結構面白い。
きゃ〜きゃ〜!

フロント周辺 プールも入れます
最初に着替えてからね! 貸切状態のプール
水が緑色...げ〜 ウォータースライダー

帰りの時間も考えて3時10分には温泉に移動。
温泉は内湯が一つ、外湯が一つ、サウナも何もありません。
しかも露天には屋根がない。土砂降りの雨の中の露天風呂。
「荒行のようだね」
と、一緒に入っていた若い女の子たち。うまいこと言うなあ。

長男が宿題をやってないと言うので、お風呂のあとのんびりするのはやめて
帰宅の途に着きました。泳ぐとやっぱり疲れるわ。
わたしは猛烈な睡魔に襲われ、いつの間にか夢の中。
パパは必死に眠気と戦って運転していたらしい。
は〜でも帰りは長距離。疲れた〜
運転手のパパはもっとお疲れだったことでしょう。
やれやれ、ご苦労様でした。いつもありがとうね、パパ。
出来たばかりのサイゼリアで晩御飯を食べて帰りました。

晴れ一家にしてはめずらしく雨に降られた2日間。
でも雨のおかげでひどい渋滞も起こらなかったのかも。
信州、温泉と花めぐり。ま、子供向きじゃないわね。
今度はパパと二人で来ましょう。おしまい。

安くていいよ! 結構いける!
ビデオクリップ →

伊那の梅園
入り口の展望台2階からの眺め
                   
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